入社後、販売スタッフとして横浜駅構内の店舗や、百貨店内の店舗勤務を経て、現在は店長として、店舗の運営・管理を行っています。店舗の最大の目標は、売上予算を達成することです。そのために、商品の品切れや売れ残りを出さないよう、季節やイベント、その日の天候や人の流れ等を考慮した在庫管理（発注数の決定）は欠かせません。また、年齢層やニーズの異なるお客様一人ひとりに目線を合わせて、お客様に気持ちよくお買い物をしていただける環境の構築も、店長の責務です。毎日が同じことの繰り返しのように思われがちですが、実際は日々変化しているし、一回一回の接客が刺激となり、勉強になる仕事だと思います。

最前線でお客様と直に接し、商品や接客に対する反応やご意見を知ることができるのは、販売の仕事の醍醐味です。それだけに、お客様に「また買いに来るわね」「この間の商品はおいしかったよ」といった言葉をいただける時が、一番やりがいを感じる瞬間です。もちろん、時には厳しいご意見をいただくこともあります。しかし、そうしたお客様の貴重な声を会社に伝え、より愛される商品づくりやサービスにつなげることも、大事な役割です。そうしたことの積み重ねで、“一人でも多くの新規のお客様に、リピーターとして、崎陽軒のファンになっていただくこと”、それが私の目標です。

学生時代のアルバイトを通じて接客の楽しさを経験した私にとって、販売の仕事はまさに希望の仕事でした。私がメンバーだった頃は、目の前のお客様を中心に考えていればよかったのですが、店長となった現在は、自分だけでなく店舗全体のことを考える必要があります。部下への教育も、自分のやり方を押し付けるのではなく、時間をかけて個性に合わせて行うことを心がけています。私自身、失敗はたくさんありました。「失敗を重ねるほど学ぶことも多い」。かつての上長の言葉です。この言葉を胸に、今度は私が、より信頼される店長として、部下が失敗を恐れずにチャレンジできる環境を構築したいと思っています。