ワークスタイル WORK STYLE
努力すればするほど、よりおもしろさが増す仕事で、
頑張った結果は、お客様の笑顔が教えてくれる。
本店・レストラン事業部 嘉宮
メンバー
基礎をしっかり学べる経験が、次のステップに活きてくる
MY JOB
私は現在、崎陽軒本店のレストラン嘉宮 及び 宴会で提供する中国料理の中で、前菜を担当しています。料理の世界は、一朝一夕で一人前になれるものではなく、技術や味付けを一つひとつ覚えるためには時間がかかり、経験も重要です。その意味では、現在も毎日が修業です。入社して最初の5年間は、「打荷(だほ)」と呼ばれるポジションで勉強しました。打荷は、野菜の下処理やスープを作るなど、先輩がスムーズに調理に入るための準備作業で、様々な雑用もある、いわば下積みです。最初は、先輩から言われるままで目の前のことに精一杯でした。しかし5年間しっかりと料理の基礎を学べたことは、今の私にとって貴重な財産になっています。やって無駄な経験は何もないと思います。
お客様の求める「変わらぬおいしさ」を忠実に提供する
INTEREST
前菜の担当業務には、例えば北京ダックなど、お客様の目の前で最終仕上げをして切り分ける料理があります。お客様の驚く顔や笑顔を直接見ることができるのは、調理人としてやはりうれしい瞬間です。料理は、料理長の決めたメニューを作り上げるため、味付けはもちろん、盛り付けの美しさまで毎回忠実に行います。宴会の場合は、大人数分の前菜を同じように作らなければいけません。作業の正確さや段取りなど、常に先を考えながら、繊細かつ大胆に行う必要があります。また崎陽軒は常連のお客様も多いです。“お客様が求める「変わらぬおいしさ」を、期待を裏切ることなく提供すること”、これが重要な使命だと感じています。
常に新しいことにチャレンジする姿勢
FUTURE
料理の世界は奥深く、同じ食材・調味料を使っても、調理の仕方ひとつで別の料理になります。その意味で、可能性は無限大であるということも、私にとっては魅力です。崎陽軒では、変わらぬ伝統の味を守るだけでなく、常に新しいことへのチャレンジもしています。例えば、新しい良質な食材を使ったメニューの開発の他にも、周年イベントでは厨房全員が一丸となって季節の食材を活かした料理の提供や、野菜彫刻の演出を行うなど、自分自身をステップアップさせる機会も用意されています。いつかは私も料理長として、厨房全体を任されたいという夢があります。そのためには、まずは今を頑張って、ひとつずつ着実に成長していきたいと考えています。
一日のスケジュール
- 8:00
- 出社。まな板を洗い、ごみ袋をセットする。焼豚を焼くための焼釜に火を入れ、ランチ営業用の調理の準備を始める。
- 9:00
- 予約表で、今日用意する料理の数を確認し、必要枚数分の皿を並べて盛り付け開始。料理は温かいものと冷たいものがあり、一番おいしく召し上がっていただけるよう、お客様に配膳する時間から逆算して、揚げ物や焼き物を作る。
- 11:00
(平日は11:30) - レストラン嘉宮が開店。追加や単品料理なども考慮し、いつでも提供できるように準備しつつ「今日はこれぐらいが出る」と予測もしておく。レストランは、22:00まで営業するので、その間は注文に応じて調理する。
並行して翌日の準備・仕込みにも取り掛かる。忙しくなってもスムーズに盛り付けができるよう、できる分の準備は前もって進めておく。 - 14:00
- 昼食休憩。自己研鑽のため、まかないを作ることもある。
- 15:00
- 午前中と同じ流れで、調理と翌日の準備・仕込みを同時に進行。
- 17:00
- 遅番の先輩に引き継ぎをし、片づけをして退社。
- プライベート基本的に食べることが好きなので、勉強の意味もあり、休みの日は中華に限らず、食べ歩きをすることが多いです。味付けだけでなく、盛り付けなども参考になります。また、料理関連の本を読んだり、家で簡単なものを料理したりと、我ながら料理が好きだなぁと思います。
- メッセージ調理の世界は甘くはなく、壁にぶつかって挫折する人が少なくないのも事実です。しかし、頑張って壁を乗り越えるたびに、おもしろさがわかるようになります。自分の心構えひとつで、いくらでも道を切り開けるのがこの仕事の醍醐味で、チャレンジする価値があると思います。